阪神・淡路大震災で被災した経験から、地震対策はばっちりだぜ!と思っていたら失敗だらけだった!という、東日本大震災当時を振り返る反省日記です。備えておいてよかったこと・ダメだったことを書いていますのでお役に立てば幸いです。
2011年3月9日(水)東日本大震災 前震
前震 11時45分 Mw7.3 最大震度5弱


本震前々日の3月9日(水曜日)。
お昼前に最大震度5弱の地震がありました。のちに「前震」だったと言われる地震です。
このときは職場で仕事中でした。
ぐらりとした変な揺れ方で「ああ、そろそろ宮城県沖地震が来るんだな……」と思いました。
というのも、2008年仙台へ引越してすぐに岩手・宮城内陸地震(M7.2 最大震度6強)があり、周囲の人たちからも「神戸で阪神・淡路大震災に遭ってるの?ひょっとするとまた地震に遭うかもね。宮城県沖地震は必ず来るから」とよく言われていたからです。
2010年にチリ地震があったときも、この前震のときにも「地震の後は津波が来るから気をつけて」とも言われました。地元の人にとって「大きな地震は必ず来る。地震が来れば津波が来る」というのは常識として沁みついていたようです。
阪神・淡路大震災の前にもよく地震があったのですが、神戸ではそれまでほとんど地震がなかったため、「なんか最近地震が多いなぁ~。もしかしたら大きな地震が来るんちゃう~?」という感じで、かなり冗談っぽく話していました。まさか本当に来るとは思わずに。
それに比べて宮城に住んでいる人のほとんどは、大地震に対して心構えがあったんだと思います。ただとんでもなく大きな地震で、とんでもなく大きな津波だっただけで。
まさか2日後に本震が来ると思わず油断する
前震があったこの日も職場の人たちから「そろそろ宮城県沖地震が来るかもしれない。津波には気をつけて」と言われました。これだけ周囲に言われていましたし、阪神・淡路大震災も経験していたので、一応、地震対策も防災備蓄もしていました。そして当時は、これだけしてればバッチリだと思ってました。
が、それが油断になりました……。
いつも週1回、土日のどちらかに車で買出しに行っていたのですが、この日は水曜日。あいにく夫は他県に出張中。車は夫が乗って行ってしまって、仙台空港近くの駐車場に停めてある。
一応備蓄もあるし、夫が帰ってから土曜日に買い物に行けばいいか。
- 被害地震でなくても大きめの地震があったら備蓄を見直す!
- 空振りではなく、素振りのつもりで!!
2011年3月10日(木)
夫、一日違いで難を逃れる


前震があった翌日の3月10日(木曜日)。
夫が出張から帰宅。飛行機での出張だったので、仙台空港に14時半ごろ到着。少し離れたところにある駐車場で停めていた車を受け取り、15時過ぎに車を運転して自宅に向かったのですが……。
そう、もし帰宅が翌日の11日だったら。
本震は3月11日の14時46分。津波が来たのは約1時間後。車に乗って帰宅していた夫は津波の被害に遭っていたかもしれません。まさにテレビで津波の映像が流れていた、仙台空港にほど近いあの辺りを通って帰ってきたはずです。
- 外出時の被災に備えて、ラジオや軽食を入れた防災ポーチ(非常用ポーチ)、モバイルバッテリーを携帯する
- 自宅だけでなく、車や職場にも災害への備えをする
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