発災直後はあまりにも非日常過ぎて、生活するだけでいっぱいいっぱいだったのですが、地震後1週間ぐらいになると、見えない先行きに不安になってきます。そんなモヤモヤしているころの、東日本大震災6日目と7日目の反省日記です。
2011年3月16日(水)
深刻な物資不足で不安になる
震災6日目。
昨日から職場復帰していた夫から連絡が。
「家があるところよりももっと郊外でガソリンを給油できたという情報があった。ということで行ってきます」とのこと。
おお!いってらっしゃい!
がんばってね!
当時、電車がストップしていたため、夫の職場も車か徒歩で通勤している人がほとんどでした。自転車で通勤する人が少ないのは、県外出身者が多く、雪道を走るのが寒いし、山道が滑って危ないからだと思われます。なので、ガソリン給油は仕事に勝る優先事項になっていて「どこどこで給油できた」という情報が入ったら仕事を切り上げて帰ることが許されていたようです。いや、本当に切実。
その間、わたしは自宅から徒歩で行けるお店をいろいろ回っていました。しかしこのころになると閉店しているお店がほとんど。これまでは倉庫にある物をどんどん販売していたけれど、なにせ物流が滞っているので、店頭に並べる物がない状態になってしまったようです。
うーん、これは……けっこうヤバいのでは……。
3日分の防災備蓄はありましたし、なんだかんだでこれまで食料は手に入っていたのですが、この先この状況が続くのなら本当にヤバいかも、と思うようになりました。「本震を上回るような大きな地震がくるかもしれない」という話もあったので、かつかつの備蓄量ではまずいとかなり焦燥にかられました。
その後、一軒だけ開いているコンビニを発見。店頭には「もうほとんど品物はありません」と張り紙がしてあり、実際商品棚もスッカスカでした。幸い、登山用ヘッドライトに使えるボタン電池が残っていたのでゲット。珍しい形の電池だったので需要がなかったようです。ラッキー。また、なぜかビールが残っていたので買って帰りました。もしかしたら地震で落ちて変形していたのかもしれませんが、すぐに飲むから問題なし!
夫は暗くなってから帰宅。
4時間並んで2000円分のガソリンを給油して帰ってきました。暖房をつけるとガソリンを消費するので、寒い中、エンジンを止めて並んだんだそうです。えらいぞ!夫よ!
たしかに物は足りない。ガスも止まってるけど、電気と水道はあるし、ご飯も食べられる。ガソリンも給油できたし、なによりビールがある!
久しぶりのビールは美味しく、かなり気分転換になりました。自分が好きな美味しい物は必須だなと感じます。
このとき、3日分ではなく余裕のある備蓄量だったら、もう少し安心していられただろうな~と思うので、いまはかなり備蓄量を増やしました。
東日本大震災後、政府からも最低1週間分の備蓄が推奨されています。たしかに1週間分あれば、まあやっていけなくもない気がしなくもない(被害の状況によると思うのでよくわからない)。なので、かつかつの備蓄量だと不安になりそう!という人はもう少し多めに備蓄しておく方がいいと思いますよ。そこは元の性格次第という気がします。
わたしはどちらかというと心配性なので、防災備蓄の量を1か月分に増やしました。以前も書きましたが、仙台から引っ越した後にグルテン不耐症であることが分かり、アレルギーも多いので、たぶんいざというときでも避難所の食料が食べられず、サポートが受けられないと思うんですよね……。まあこれも別記事で。
ちなみにビールはすぐに炭酸が抜けてしまうので、日常的に飲んで補充するローリングストック(日常備蓄)がオススメです。
いや~今日もローリングストックがはかどるな~(ぐびぐび)。
・最低でも1週間分の備蓄があると少し安心
・アレルギーがある、乳幼児がいる、配慮が必要な家族がいるなど、避難所のサポートで賄えない可能性がある人は、防災備蓄の量を1週間分よりも増やした方が安心
2011年3月17日(木)
自分を落ち着かせるメンタルヘルス
震災7日目。
仮オフィスが立ち上がったというので、地震後、初めて出勤しました。
仮オフィスなのですが、会社のえらい人の応接室を間借りしているので、革張りのソファなんかあって、いままでよりゴージャスになりました。このままずっとここでいいかも?と最初のんびりくつろいでいたのですが、そのうち仕事が忙しくなり、そうも言ってられなくなりました。
非常時なので通常業務はほとんどストップ。大きなプロジェクトが進行中だったのですが、続行か否かも含めてすべてペンディング。とにかく、いまやらなきゃいけないことを片っ端からやっていく、という感じでてんやわんやでした。しかし、てんやわんやで忙しかったおかげで、先の見えない不安でぐるぐる気に病む時間が少なくなり、精神的にはとても安定しました。
が!
これって本当に人によるんですよね。
わたしは降りかかってくる無理難題が少しでも片付けば「今日もよくがんばった!」と思えるタイプですが、人によっては「仕事は好きだけど、イレギュラーなことが多すぎるとつらい」という人も「どれも完璧に解決できないことがつらい」という人もいて、非常時の仕事がかえってストレスになる人もいます。
わたしは自分のペースでできる読書や運動だと、つい合間に考え事をしてぐるぐるネガティブ思考に陥るので、他人のペースに振り回されている方が考え事をせずにすむので気が楽なようです。普段は全然そんなことないんですけどね!
なかなか難しいとは思いますが、日常生活でもなにか問題があったときに、自分はどうやってストレスを軽減しているのか、観察してみるといいかもしれません。
もちろん、震災時にはいろんな人がいろんな形や深さで心が傷ついています。本当につらいときには無理をしないのが一番。
人それぞれではありますが、こんなパターンもありますよ、という一例としてわたしの場合を書きました。ご参考まで。
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