3月12日 片づけ・水汲み・お出かけ準備(東日本大震災翌日)

長い夜が明け、ようやく翌日を迎えました。東日本大震災2日目。明るくなったので家の片づけや出かける前の準備を始めます。停電中は日が出てる時間だけが活動時間なのでやることが多い!

対処しやすいプチストレスは事前に備えておく

地震翌日。
余震が続いていたのであまり熟睡はできませんでした。

前日から同じ服を着ていましたが、脱ぐと寒いのでそのまま着ていくことにしました。

もう、とにかく、寒い!!!

しかし寒い時期だから同じ服を2日続けて着ても気にならなかったので、それはよかったのかもしれません。

非常食の乾パンやさば缶、インスタントラーメンなどもあったのですが、それほど食欲もなかったのでポットに残っていたお湯を飲んで朝食代わりにしました。ポットの保温力素晴らしい。

顔を洗って歯を磨きたいところですが、まだ被害の状況がよくわからなかったので、水を節約することにしました。洗顔は昨日に続きウェットティッシュ、歯磨きはガムです。しかしわたしは「顔は洗えなくても、歯は磨きたい」というタイプらしく、歯を磨けないことがプチストレスになりました。

基本的に神経がずぶといので「ないものはない」と諦めて生活できる方です。よく言いますよね、「非常時なんだからそれぐらい我慢しないと」って。まあそうなんですけどね。

しかしあの地震のとき我慢できたんだから、防災用品として備えなくていいという考え方はちょっと違うなとこのとき思いました。

阪神・淡路大震災のときには我慢できたんだからということで備蓄を見送ったものが多かったんですよ。歯磨きとか洗髪とか。

でも、事前に準備できる「それぐらい」程度のことなら準備しておいた方がいい在宅避難生活はいろいろままなりませんが、歯を磨く程度なら、歯みがきシートやマウスウォッシュを準備すればいいだけです。

プチストレスも溜まってくるとイライラします。しかし「地面が揺れる」とか「家が壊れてる」とか、すぐにはどうにもならないことに比べれば解決しやすいストレスは少ないに越したことはないので、事前に準備できるならしておいた方がいいですよ!

  • プチストレスに対処できるよう事前に備えておく
  • 歯みがきシートマウスウォッシュ水のいらないシャンプーウェットティッシュなどは準備しやすい

持病の薬は余分に持っておく

わたしは持病があるので薬を飲んでいます。毎朝飲まないといけないので、この日の朝も薬を飲みました。病院に行ったばかりで薬があったのは幸いでした。

いつも病院に行くのは、薬がなくなるギリギリのタイミングだったので、もしこれが薬をもらう前だったらと思うと、危ないところでした。

また、この後、流通が滞り、病院や調剤薬局でも在庫が少なくなってしまいました。1か月後に病院に行ったときに、いつもは1か月分のところ2週間分で処方されました。

阪神・淡路大震災のときには持病がなかったので気づきませんでしたが、持病の薬は自分で管理して、必ず余裕を持ってもらいに行かないといけないなと思いました。少なくとも1週間分は手元に残しておきたい。

ちなみに先日、余裕を持って病院に行き過ぎたので(まだ2週間分ぐらい手元にあった)、先生に「あれ?この間も来てませんでしたか?」と不審に思われてしまいました。なにごともほどほどに。

  • 持病の薬は余裕をもってもらいに行く
  • 少なくとも1週間分は手元においておく

レーシックをしたのでコンタクトが必要なかった

元は視力が悪く、眼鏡とコンタクトをしていました。しかし、仙台に引越す前にレーシックをして視力が回復していたので、震災時には困りませんでした。

でもね、レーシック手術めっちゃ怖いので……特にオススメはしない。

ただ、わたしはめちゃくちゃ怖かったのですが、周囲の人々の反応はそれほどでもないので、そこは人それぞれで。

阪神・淡路大震災のときには、ベッドサイドの網に眼鏡をひっかけておいたのにぶっ飛び、父の眼鏡はタンスに潰され、母の眼鏡も行方知れず。洗面所にあったコンタクトの入れ物もぶっ飛んで見つからなかったので、かなり初動が遅れました。視力がいい弟だけがさくさく動いていましたが、ほかの家族は眼鏡やコンタクトがないとどうにもならない。

視力が悪い人は、眼鏡はケースに入れて枕の下に入れておく、度が合わなくなった眼鏡も予備として置いておく、使い捨てコンタクトなら余裕を持ってつくりに行くなど対策をしておいた方がいいと思います。ご参考まで。

  • 眼鏡はケースに入れて枕の下に入れておく
  • 度が合わなくなった眼鏡も予備として置いておく
  • 使い捨てコンタクトなら余裕を持ってつくりに行く
  • レーシックすれば視力はよくなるけど、手術はめっちゃ怖い

片づけは余震に備えてざっくり。しかし分類は必要

明るくなってから部屋を見てみたら、結構あちこちに物が散らばっていました。防災用品の懐中電灯やラジオは部屋の隅にぶっ飛んで、テレビラックの下に入っていました。そりゃ見つからないはずです。

とりあえず本棚の本は床に平積みに、リビングの棚にあったものは適当に箱に詰めて、普段使わない部屋においておくことにしました。パソコンやテレビなどはさらに紐でぐるぐるに固定しました。知人はガムテープで机に貼ったと言っていました。不格好だけど紐とガムテープはかなり頼りになるので、大きな地震の後、1週間ぐらいは紐とガムテープでもいいかもしれない。

大きな地震の後には必ず余震がありますし、熊本地震のようにさらに大きな地震が来ないとも限りません。元通りに片づけるのではなく、1週間ぐらいはざっくりと片づけておいた方がいいです。片づけた後に余震でもう一度散乱するとテンションがめちゃくちゃ下がります。我が家は割れ物が割れなかったので、片づけはとても簡単にすみました。ほうきとちりとりや、充電式掃除機などがあると停電時でも掃除ができて便利。

ダメだったのは、適当に箱に詰めたのでなにがどこにあるのかわからなくなったことです。「ざっくり」とはいえ、「すぐに使うもの」「文房具」「いま使わない書類」など、ある程度の目安で分類しておけばよかったと思いました。まあ、余裕があればなのですが、一応「こうしたかったな~」という希望として書いておきます。

  • 大きな地震の後、1週間ぐらいはざっくりした片づけですます
  • とはいえ、「すぐに使うもの」「文房具」「いま使わない書類」など、簡単に分類しておきたい(希望)
  • ほうきちりとりや、充電式掃除機などがあると停電時でも掃除ができて便利
  • パソコン、テレビの固定は、紐とガムテープがかなり頼りになる

ご近所で情報収集

外が明るくなったので建物の被害状況を確認しておこうと玄関を開けたら、お向かいの家の扉が開けっ放しになっていました。どうやら片づけをしているようだとわかったので声をかけました。

当時の家は社宅で、とても昭和な古い団地でした。階段を挟んで鏡対象になったお向かいさんとは年齢が近かったこともあり、以前から顔見知りでした。

聞くと、地震対策をなにもしていなかったため(お向かいさんも他県出身)、食器棚も冷蔵庫も倒れており、食器が割れ、調味料は散乱。その他、寝室においていた本棚などもぐちゃぐちゃで寝る場所もなく、昨晩は避難所になっている近くの学校で過ごしたとのことでした。

意外と大変なことに……。

うちは地震対策をしていたからこの程度だったようです。対策しておいてよかった。

避難所はというと「結構人が集まっていたけど、家屋が倒壊した人はいなかったので、早々に閉じられる予定だ」とのこと。また避難所ではペットボトルの水やクラッカーをもらえた、今日はグラウンドで応急給水所が開かれる、ということを教えてもらいました。

おお!すごい!情報通!

いい情報を聞いたので、さっそく応急給水所に水をもらいに行くことにしました。持つべきものはご近所さんだなと思いました。

しかし、仙台から引越して、いま住んでいる家は普通のマンションなので、お隣さんは顔を知ってるぐらいで交流もなく、出身地じゃないので親しい人もいません。行きつけのお店があり、店主や常連さんと知り合いなので、なんとかなるかな~とは思いますが、本当はもうちょっとご近所づきあいをしておくべきなんでしょうね。でもなかなかこれが、ねぇ。

  • ご近所づきあいができるようになりたい(願望)

ペットボトルでお水をもらうのはプレッシャー

2リットルのペットボトル1箱6本は備蓄であったのですが、それは飲み水用。やはりお風呂の残り湯ではなく、手や顔を洗う清潔な水が欲しかったので応急給水所に行くことにしました。

給水所で水をもらう、といえばポリタンクかと思いますが、重く辛かった思い出があったので、防災用品として備えていませんでした。

阪神・淡路大震災のとき、当初は水を入れる容器がなく大変苦労しました。その後、友人からもらったり、支援物資でもらったりして、我が家には最大6つのポリタンクがありました。というよりも、うちは神戸市内で最後まで水が出なかった地域なので、みんなが使わなくなったポリタンクが集まってきたという感じです。そのうち2つは病院で使用する生理食塩水用の柔らかく折りたためるものでした。

で、このポリタンクがめちゃくちゃ重い!!!

どれも20リットル入るものでしたが、20リットルも入れるととても持ち運べない。少なめに入れても重いし、持って歩くとスネや腿に当たって痛い。給水所は家の近所だったのが幸いでしたが、家はアパートの2階で階段が辛い。道は割れてるし、倒壊している家の瓦礫が散乱するしで、パンクするから自転車を使って運ぶこともできない生理食塩水用のタンクはぐにゅぐにゅするので、持ち運びには向いてない

この悪条件の中、水道が復旧するまでの1か月間、水を汲んで汲んで汲んで汲んで汲んで汲んで……。

当時受験生で家にいたのですが、受験勉強もせず(というかできず)、ひたすら水を汲んだ覚えしかありません。とにかく水汲みが辛かった。

あまりに辛かったので、災害備蓄について夫と話し合ったとき、「ポリタンクは買いたくない。それなら空きペットボトルをたくさん持っている方がまだ運びやすくていいということになりました。なので、2リットルのペットボトルは空いたらおいておくようにしており、当時10本の空きペットボトルがありました。

しかし、ペットボトルにちまちまお水をもらうのって気が引けるんですね……。知りませんでした。

阪神・淡路大震災のときには、近所の人の多くは家が倒壊または損壊して避難所にいたため、給水所で水を汲んでいる人はそれほど多くなく、何時間も並んだりしなかったんです。被害が大きかったので、逆に。

それが今回は校庭の中で渦を巻くようにずら~~~~~っと人が並び、1~2時間待ちでした。そんな中、2リットルのペットボトル10本にちまちまお水を汲むのは大変プレッシャーでした。

1本汲み終わり、次の1本をリュックから出して汲み終わり、さらにもう1本出してお水を汲もうとすると、後ろの人が「え?まだあるの?」みたいな雰囲気でイライラしてるのが伝わってくるんですよ!ごめんなさい!まだまだあるよ!

なんでしょうね、見えてるポリタンク20リットルに水が溜まっていくのは我慢できるけど、リュックから次から次へとペットボトルが出てくると終わりが見えなくてイラっとするんでしょうかね……。10本なら同じ20リットルなのに……。

結局、空きペットボトルを10本持って行ったのですが、プレッシャーに負けて6本だけに水を入れて帰りました。まあ、いいんですけどね。トイレはお風呂の水で流せるし。

折りたためるウォータータンクを購入

これにコリて、いまは10リットル入りの折りたためるウォータータンクを買いました。10リットルなら両手に下げて持てるぐらいの重さです。柔らかいのでスネや腿に当たっても痛くない。同じ20リットルでも体の片方で硬いタンクを持つのと、両手に分散して持つのとではかなり感じ方が違います。キャンプ用なのでわりとしっかりしたつくりなのもいい感じ。↓こちらを8つ持ってます。

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また手や顔、食器などを洗うときに便利なので、コック付きのウォータータンクも2つ持ってます。これは蛇腹で折りたためるものにしました。1つはお水を入れていつもキッチンに1つは畳んで押入れにしまっています。

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災害時、毎回タンクを空にしてからお水を汲みに行くのは効率が悪いので、予備があった方がいいですよ。お風呂にも溜めておくのですが、底の方がうまく掬えなくてもったいないんですよね。

そしてポリタンク硬いと言いながら、最近12リットル入りのポリタンクも2つ買いました。硬いポリタンクは場所を取って邪魔になるというのも持ちたくない理由だったのですが、透明で中が見えるなら物入れとして使えるとTwitterで知り、それならいいかと購入。災害時に使うというよりも、水道管の破裂などで断水した場合に使う用です。停電してなければエレベーターも車も使えるから硬いポリタンクでも運びやすいそうなのですが、詳しくは別記事で。

最近は100均でもキャンプ用の折りたためるウォータータンクが売ってます。わたしが買ったのは5リットル入り2つ。ということでいま我が家には、計14個のウォータータンクと7つのバケツがあるわけです。いかに水汲みがつらいか、そして水が大事かがこの数に表れてますね……。

ウォータータンクは必ず洗って水漏れしないかチェックを!

そして、ウォータータンクは購入してもすぐ使えないってご存じですか?出荷前に薬品などで洗浄するらしく、ちょっと薬品ぽい匂いがするんですよね。

最初に中性洗剤で洗わないといけないので(非常時にはそうも言ってられませんが)、買った後は一度中性洗剤で洗ってお水を溜めてみて水漏れしないか様子を確認しておきましょう。お水が漏れないことが確認できたら、しっかり乾かした上でしまっておきましょう。

いざ!というときに、重くて持てないとか、すぐに穴が開くとか、薬品っぽい匂いがして水が飲めないとか、トラブルがあってもやり直しがきかない。以前100均で20リットルの折りたたみウォータータンクを買ったら初日に破れて水が漏れたんですよ……。事前の確認が超超超大事です!!!

ちなみに、避難所でペットボトルの水とクラッカーがもらえたとの情報もありましたが、備蓄の乾パンもあるのでクラッカーは必要ないと思い、もらいに行きませんでした。後日確認すると、同じように噂を聞いた近隣の人が集まったそうなのですが、数が足りなかったので避難所外の人には配布されなかったんだそうです。やっぱり自宅の備えは大事。

  • 持てる重さのウォータータンクを準備する(10リットル前後がオススメ)
  • 折りたためる or 透明のウォータータンクが便利
  • 購入したらまず洗ってよく乾かしてからしまう
  • 水が漏れないか要確認
  • やっぱり自宅の備えは超大事

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